2013年 08月 16日
Troubleの原因は?
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先日の記事中、最後に触れたトラブル。
高原への峠道を登りきったところで突然見舞われました。
(この辺りはテンパっていたので写真はございません)
サイレンサー辺り(のように感じました)から「パーン」という破裂音がしたと同時にエンジンストール。
取り合えず坂を上りきった勢いのまま、道路脇の駐車場に入れる。
再始動を試み、キックをしようと上死点を探るも、キックがスッカスカ(・・・)。
何十回でもキックできるくらい軽くなっていました(汗)。
エンジンをクールダウンしながら、スマホで原因を探る。
回し過ぎてオーバーヒート?焼き付き?
キックがスカスカ=圧縮抜け?=ピストンリングの破損?
それとも電装系?
プラグを抜いて火が飛んでいるか確認してみましたが、一応飛んでいます。
焼け具合は良い感じ。
でもこんなに弱弱しかったっけ?
完調の時に飛び具合を確認しておくべきでした。
灯火類は全て正常に点灯していました。
スペアのプラグを装着してキックしますが、いかんせん圧縮が無い感じで
始動する気配がしません。
上ってきた峠道を降りる勢いで強制始動を試みましたが、ギアを入れても始動せず。
アクセルを開いても「うぉーん」と情けない音がするだけで全然付いてきません。
もちろん坂を下る勢いが無くなればエンジンも止まる。
というか、エンジン内で爆発していない感じ?
何度も試みる内に峠を半分以上下ってしまいましたので、
観念して任意保険の無料ロードサービスを利用することになったのです。
(前回記事最後の写真がレスキューされる愛車の図)
さて、家までの17kmを運んでもらい、早速気になる点を見てみます。
キャブのフロート内のガソリンを抜いてみたり、バッテリー電圧をチェック&再充電したり、
ポイント室内を点検してみたりしましたが、全部ダメ。
オイル膜切れで圧縮が軽くなるとのネット記述を見かけましたので、替えたばかりですが
エンジンオイルも今一度交換しましたが、キックに多少手応えが出る程度。
滝のような汗をかきながらも事態が改善せず、自棄気味にハイボールを飲みながら
考えを巡らせる。
「これは絶対ピストンリングに異変が生じたに違いない」
そう思い込んだ素人は、酒の勢いと相まって恐れ多くもエンジンの腰上を開けるという
未知の領域に足を踏み入れてしまいました。
パッカリ空いたエンジン。
ボルトを外す際に注意し、シリンダー外しは思った以上に上手くいきました。
(外すのはいいんですが、組むのはまた別の話・・・)
早速、中を見ていきます。
シリンダーヘッド裏面(バルブ周辺)はカーボンびっちり。
走行は5000km前後だと思いますが、こんなものなのでしょうか?
ピストン上部にもこんもり。
想像以上に汚れています。
これが原因でもおかしくないような気も?
さて、シリンダーを抜いてピストンリングの状態を見てみます。
絶対コイツが逝っちゃってるはずだ!
あれ?
ピストンは汚れているけど、リングの破損はなさそうです。
う~む。
サークリップを外し、コンロッドとピストンを分離。
ピストンはリングを外し、綺麗に清掃したいと思います。
シリンダースリーブはこんな感じ
内側を手で触っても傷は付いてなさそうです。
シリンダーヘッド内のカム周辺。
結構汚れているのね(汗)
「DESMO」と書かれたこの蓋、どうやって外すの?
ボルト外しただけでは開かない。
無理そうなことはしないでおきましょう。
んで、結局原因は何なのでしょう?
給排気バルブにカーボンが噛んで圧縮抜けの原因となることがあるようですが、
バルブ周辺を解体するには専用の工具が必要みたい。
ここから先は専門家にお任せしたほうがよさそうです。
マニュアルを見ながら初めての解体作業でしたが、結構面白い!
メカっぽいのは元々好きなのですが、エンジンを発明した人って天才です。
いずれは自分の単車を全て自分の手でいじれるようにならなくては。
これを機に、腰上整備をしっかり覚えたいと思います!
高原への峠道を登りきったところで突然見舞われました。
(この辺りはテンパっていたので写真はございません)
サイレンサー辺り(のように感じました)から「パーン」という破裂音がしたと同時にエンジンストール。
取り合えず坂を上りきった勢いのまま、道路脇の駐車場に入れる。
再始動を試み、キックをしようと上死点を探るも、キックがスッカスカ(・・・)。
何十回でもキックできるくらい軽くなっていました(汗)。
エンジンをクールダウンしながら、スマホで原因を探る。
回し過ぎてオーバーヒート?焼き付き?
キックがスカスカ=圧縮抜け?=ピストンリングの破損?
それとも電装系?
プラグを抜いて火が飛んでいるか確認してみましたが、一応飛んでいます。
焼け具合は良い感じ。
でもこんなに弱弱しかったっけ?
完調の時に飛び具合を確認しておくべきでした。
灯火類は全て正常に点灯していました。
スペアのプラグを装着してキックしますが、いかんせん圧縮が無い感じで
始動する気配がしません。
上ってきた峠道を降りる勢いで強制始動を試みましたが、ギアを入れても始動せず。
アクセルを開いても「うぉーん」と情けない音がするだけで全然付いてきません。
もちろん坂を下る勢いが無くなればエンジンも止まる。
というか、エンジン内で爆発していない感じ?
何度も試みる内に峠を半分以上下ってしまいましたので、
観念して任意保険の無料ロードサービスを利用することになったのです。
(前回記事最後の写真がレスキューされる愛車の図)
さて、家までの17kmを運んでもらい、早速気になる点を見てみます。
キャブのフロート内のガソリンを抜いてみたり、バッテリー電圧をチェック&再充電したり、
ポイント室内を点検してみたりしましたが、全部ダメ。
オイル膜切れで圧縮が軽くなるとのネット記述を見かけましたので、替えたばかりですが
エンジンオイルも今一度交換しましたが、キックに多少手応えが出る程度。
滝のような汗をかきながらも事態が改善せず、自棄気味にハイボールを飲みながら
考えを巡らせる。
「これは絶対ピストンリングに異変が生じたに違いない」
そう思い込んだ素人は、酒の勢いと相まって恐れ多くもエンジンの腰上を開けるという
未知の領域に足を踏み入れてしまいました。
パッカリ空いたエンジン。
ボルトを外す際に注意し、シリンダー外しは思った以上に上手くいきました。
(外すのはいいんですが、組むのはまた別の話・・・)
早速、中を見ていきます。
シリンダーヘッド裏面(バルブ周辺)はカーボンびっちり。
走行は5000km前後だと思いますが、こんなものなのでしょうか?
ピストン上部にもこんもり。
想像以上に汚れています。
これが原因でもおかしくないような気も?
さて、シリンダーを抜いてピストンリングの状態を見てみます。
絶対コイツが逝っちゃってるはずだ!
あれ?
ピストンは汚れているけど、リングの破損はなさそうです。
う~む。
サークリップを外し、コンロッドとピストンを分離。
ピストンはリングを外し、綺麗に清掃したいと思います。
シリンダースリーブはこんな感じ
内側を手で触っても傷は付いてなさそうです。
シリンダーヘッド内のカム周辺。
結構汚れているのね(汗)
「DESMO」と書かれたこの蓋、どうやって外すの?
ボルト外しただけでは開かない。
無理そうなことはしないでおきましょう。
んで、結局原因は何なのでしょう?
給排気バルブにカーボンが噛んで圧縮抜けの原因となることがあるようですが、
バルブ周辺を解体するには専用の工具が必要みたい。
ここから先は専門家にお任せしたほうがよさそうです。
マニュアルを見ながら初めての解体作業でしたが、結構面白い!
メカっぽいのは元々好きなのですが、エンジンを発明した人って天才です。
いずれは自分の単車を全て自分の手でいじれるようにならなくては。
これを機に、腰上整備をしっかり覚えたいと思います!
by kazoo_TA
| 2013-08-16 00:04
| Maintenance